Cloud Digital Leader 模擬試験
久々に更新です、Cloud Digital Leaderの認定資格について
対策をまとめました。クラウドの勉強は横文字が多く大変です。
初めは、時間を掛けずに問題を沢山解くようにします。
問1:
組織がクラウド導入の成熟レベルを「戦略的」から「変革的」に移行したいと考えています。
スケーリングの手法をどのように変更すべきですか。
A. 変更をプログラムでデプロイする。
B. 変更を手作業で確認する。
C. 問題が発生したら変更をデプロイする。
答:A
ポイント:
消去法で解けます。
Bは変更を手作業ですが、ミスもあるので危ないですね。
Cは問題が発生してからでは遅いです。
そうすると、Aが正解です。
分かりにくい場合、流れを見ます。
流れ:
1.ビルド:プログラムを実行できる状態にする
2.デプロイ:システムを実際に稼働できる状態にする
3.リリース(ローンチ):公開してユーザが利用できる状態にする。
4.インストール:PCやスマホでシステムを実行できる状態にする。
5.アクティベート:機能をフル利用できる状態にする。
選択肢の、「A. 変更をプログラムでデプロイする。」に着目すると、
「自動化でリスクを減らしたい」のかなと考えられます。
なので、正答はAです。
問2:
ビデオゲーム企業がクラウド テクノロジーに投資し、ユーザーの行動から分析情報を生成しています。
その目的は、プレーヤーの興味に合ったゲームのおすすめを提示することです。このビジネス上の決定を促した要因は何ですか。
A. 顧客がカスタマイズされたエクスペリエンスを期待している。
B. 従業員がソースコードの変更を迅速にデプロイしたいと考えている。
C. 従業員がデータ管理の費用をより適切に予測したいと考えている。
D. 顧客がゲームの製品化までの時間の短縮を期待している。
答:A
ポイント:
まず、着目すべき点は「プレーヤーの興味に合ったゲームのおすすめを提示」です。
つまり、プレーヤー(顧客)ですね。なので選択肢は、AかDに絞れます。
でDは「時間の短縮」と書いてあり、「ゲームのおすすめを提示」と関係がありません。
なので、正答はAです。
問3:
組織が俊敏性のメリットを得るために、インフラストラクチャすべてを完全にクラウドに移行しました。
次はイノベーションを押し進め、投資収益率を高めたいと考えています。そのためにはどうすればよいですか。
A. サービスレベル目標(SLO)を引き下げる。
B. アプリケーションをモダナイズする。
C. 制御を強化するために、すべてのクラウド インフラストラクチャを手作業でプロビジョニングする。
D. 一部のインフラストラクチャをオンプレミスに置くハイブリッド アーキテクチャに移行する。
答:B
ポイント:
まず、着目すべき点は「俊敏性」です。
俊敏性とは、納品の速さを指します。
例えば、オンプレミス(物理施設)だと、調査、評価、比較検討、設計、計画、調達、契約、納品、デプロイ
など多くの工程がありますが、クラウドを利用すると、ワンクリックで新しいインフラを用意できるイメージです。
AのSLOは、処理速度を低下させて、安くするというイメージ。
Cのプロビジョニングは、無駄なリソース発生しないように安くするイメージ。
Dはハイブリットなので、複数のサービスの中から安いものを組み合わせるイメージ。
なので、ACDは、コスト削減、Bは俊敏性です。
問4:
組織が e コマース ウェブサイトを作成しました。
このウェブサイトのデータのうち、構造化データであると考えられるものはどれですか。
A. 商品評価のスコア
B. 商品レビュー
C. 商品の写真
D. 商品の説明文
答:A
ポイント:
「構造化データ」=Excelで使えて、棒グラフが作れるものというイメージができれば解けます。
なので、BCDは数値データではないことがわかります。
問5:
組織が、さまざまなユーザーのニーズに対応するためにアプリケーションを動的に調整したいと考えています。
このユースケースにおいて、クラウドにデータを保存することのメリットは何ですか。
A. 長期アクセス用にデータをアーカイブに保存できる
B. データアクセス管理が必要ない
C. 自動的なデータ クリーニングとデータ検証
D. リアルタイムのデータの取り込みと分析
答:D
ポイント:
クラウドサービス=オンラインストレージのイメージが強いですが、
ここで聞いていることは、データ処理やデータ分析です。
大量のデータを扱えるExcelというイメージの方が分かりやすいかもしれないです。
なので、選択肢はCとDに絞れます。
そして、「ユーザのニーズ」という点もポイントです。
つまり、ユーザが利用するサービスなので、選択肢はDです。
問6:
組織が、シームレスなスケーリングが可能な、分析および報告用のデータ ウェアハウスを探しています。
どの Google Cloud プロダクトまたはサービスを使用すればよいですか。
A. Cloud Storage
B. Dataflow
C. BigQuery
D. Looker
答:C
ポイント:
「シームレスなスケーリングが可能な、分析および報告用のデータ ウェアハウス」
長い文章ですね、要は、すべての作業を1か所にしたいということです。
で、データウェアハウス(統合業務データ管理)が正解です。
なので、Cが正答。
Aはデータ保存、Bはデータ抽出、Cはデータ統合、Dはデータ分析です。
問7:
組織が ML サービスを簡単に構築してプロジェクトに組み込むことができるプラグアンドプレイの AIコンポーネントを検索し、
共有したいと考えています。どの Google Cloud プロダクトを使用すればよいですか。
A. Recommendations AI
B. Document AI
C. AI Hub
D. Cloud Talent Solution
答:C
ポイント:
Aは商品推薦、Bは請求書分析、Cは画像分析、Dは求人検索
プラグアンドプレイは特別な設定をしなくても差せば使えるという意味ですが、
「プラグアンドプレイのAIコンポーネント」って分かりにくい言葉だと思います。
要は、AIのサービスをまとめたいということです。
「AI Hub」はサービスをまとめる機能があるので、こちらが正解です。
問8:
組織は現在、データをオンプレミスに保存しており、ウェブサイトで受信するトラフィックのレベルが毎月異なっています。
クラウド テクノロジーを使用したインフラストラクチャのモダナイズからどのようなメリットを得られますか。
A. 100% のサービスの可用性。
B. ウェブサイトのソースコードすべてをクラウド プロバイダに任せることができる。
C. 負担の大きい運用支出モデルから資本支出モデルに移行できる。
D. 俊敏なストレージのスケーラビリティ。
答:D
ポイント:
「モダナイズ」・・・現代化、システムを新しくすること。
つまり、処理が高速になるということです。
選択肢はDが正解。
あとは、
99.999%の可用性、運用支出モデル、スケーラビリティ(システムを増やしたりできる)
は押さえておくと、解きやすくなります。
問9:
組織はアプリケーションを仮想マシン上で実行していますが、特定の機能を編集しようとするたびに、
システムをオフラインにしてアプリケーションを更新する必要があります。
このアプリケーションに適したソリューションは何ですか。
A. ソリッド ステート ディスク
B. コンテナ
C. ハイパーバイザ
D. GPU
答:B
ポイント:
Aは、SSDでストレージの話
Cは、仮想マシン動作の話
Dは、処理能力の話
特定の機能を編集とあるので、答えはB
問10:
組織が、できるだけ早く既存の仮想マシン アーキテクチャを拡張したいと考えています。
この組織が VMware Engine を使用すべき理由は何ですか。
A. 仮想マシンをコンテナに移行するため。
B. 仮想マシンのプラットフォームをそのまま再構築するため。
C. カスタム API をシームレスにデプロイするため。
D. 仮想マシンのインスタンスをアーカイブするため。
答:B
ポイント:
「VMware Engine」とは仮想マシンの拡張又は移行をスムーズにするためのもの。
でBが正答。
問11:
組織のアプリケーションは、柔軟性が低いオンプレミスのアーキテクチャで実行されています。
そこで、クラウドを使用して既存のアプリケーションをモダナイズすることにしました。このビジネス上の決定を促した要因は何ですか。
A. 開発者がより簡単にアイデアをテストしたいと望んでいる。
B. 開発者がクラウド プロバイダにアプリケーションのパフォーマンスを完全に制御してほしいと望んでいる。
C. IT マネージャーがクラウド プロバイダにインフラストラクチャを自動的にデプロイしてほしいと望んでいる。
D. IT マネージャーが段階的な変更を廃止したいと望んでいる。
答:A
ポイント:
まずオンプレミスからクラウドに移行するメリットは俊敏性です。
変化に素早く対応できるということです。
なので、Aが正答です。
問12:
ハイブリッド クラウド アーキテクチャを採用している組織が、アプリケーションを一度だけ開発し、
それをオンプレミスとパブリック クラウドの両方で実行したいと考えています。どの Google Cloud ソリューションを使用すればよいですか。
A. Cloud Functions
B. Anthos
C. App Engine
D. Compute Engine
答:B
ポイント:
Anthosとは、「ハイブリッド/マルチクラウド環境で動作するということ」を押さえておきます。
Aはクラウド上でコードを実行。
Cはウェブサイト(Webアプリ)を構築。
Dは仮想マシン。
問13:
小売店が、セルフサービスのキオスクを実現するための費用対効果が高いソリューションを見いだしました。
それは、既存のハードウェア(レジ)を使用し、仮想カスタマー サービス アプリケーションを購入するというものです。
この小売店に API も必要である理由は何ですか。
A. レジをリモートで更新するため。
B. 障害復旧を目的に全顧客データを移行するため。
C. 新しいアプリケーションとレガシー システムを接続するため。
D. レジとパブリック クラウドを接続するため
答:C
ポイント:
「キオスク」とは、コンビニにある、自立式の小型情報端末。サービス情報や各種の支払い、手続きなどで使われます。
APIを導入することで、新しい機能を追加できます。
なので、選択肢はCが正解。
問14:
銀行が既存の ATM ネットワークの成果を追跡したいと考えています。このネットワークは、
送金について顧客に即座に通知するよう API でモダナイズされています。この目的を達成するために、Apigee を使用するメリットは何ですか。
A. 開発者が銀行の API をパブリック クラウドと接続できる。
B. 総所有コスト(TCO)を測定し追跡できる。
C. API のレポート対象のディメンションと指標をグラフで示すダッシュボードがある。
D. 銀行の API を複製して新たなビジネス価値を生み出す。
答:C
ポイント:
「Apigee」とはAPIを管理するためのものです。
Apigeeを利用すると、レポート対象のディメンション(データ項目)とメトリクス(項目に対しての数値指標)
を可視化することができます。つまり、APIが正しく動作しているか、アクセス解析とか分かるわけです。
取得データ(数値)だけだと分かりにくいので、
取得データ(数値)を構造化データ(表計算で使いやすいデータ)に置き換えて見やすくするイメージです。
問15:
大規模な組織がクラウド費用を効果的に管理できずにいます。
このため、クラウド費用の可視性を高めたいと考えています。どの費用管理アプローチを採用すればよいですか。
A. 組織全体のクラウド費用をモニタリングする担当者を 1 名割り当てる。
B. 組織のエラー バジェットを超えるクラウド費用すべてを見直す。
C. オンプレミスのインフラストラクチャとサービスのモニタリングを強化する。
D. 財務チーム、テクノロジー チーム、ビジネスチームの間にパートナーシップを確立する。
答:D
ポイント:
パートナーシップとは、要は、まとめて管理してコストを抑えるということです。
例えば、部署ごとに、費用管理のテンプレートが異なっていたら、まとめるのにすごく大変です。
なので、テンプレートを共通にして管理すれば、作業効率向上し、時間的なコストが減るよねということです。
正解はDです。
問16:
組織がサードパーティのシステムをクラウド インフラストラクチャに統合する際に発生する可能性があるのはどのような問題ですか。
A. セキュリティ対策が十分に施されておらず、チェックが定期的に行われない場合、
保護されていないサードパーティのシステムによってデータ セキュリティが脅かされるおそれがある。
B. サードパーティのシステムでは、組織のセキュリティ要件に対応するための機能が十分ではない。
C. サードパーティのシステムに依存しすぎることで、組織のイノベーションの可能性が制限される。
D. サードパーティのシステムの性能では、数多くのビジネス クリティカルなアプリケーションを実行できない。
答:A
ポイント:
サードパーティとは第三者の作った安価なものというイメージです。
安価なため、常に更新が最新ではない。つまり安全でないというイメージを持てば解けます。
特にクラウドで脅威となるものは、セキュリティ不備によるデータ漏洩なので、選択肢Aが正解。
問17:
最小権限のリソース アクセス モデルは、どのような点でクラウドのセキュリティに貢献しますか。
A. マネージャーとその他の上級管理職のみがクラウド リソースにアクセスできる。
B. 従業員が自分の職務に必要なクラウド リソースのみにアクセスできる。
C. 従業員が特別な権限でオンプレミスのソフトウェアにのみアクセスできる。
D. Google がクラウド リソースへのアクセスの判断の責任を負う。
答:B
ポイント:
最小権限ということは、アクセスできる、できないの2パターンしかないというイメージです。
Dはアクセス権の話と違います。ACだと、2パターン以上ですね。
なので正答はBです。
問18:
組織が、新しい DevOps 哲学の一環として、あらゆるものを測定したいと考えています。何を測定すべきですか。
A. 従業員の満足度と幸福度。
B. システムの信頼性と健全性。
C. 投資のリスクと利益。
D. クラウド導入プロセスのスピード。
答:B
ポイント:
DevOps(デブオプス)とは、「開発(Development)」と「運用(Operations)」を組み合わせた造語です。
つまり、開発と運用に関連するものを探せば解けます。
答えはBです。
問19:
組織が顧客向けのアプリケーションに新機能を導入するために、SRE のベストプラクティスを採用したいと考えています。そのためにはどうすればよいですか。
A. 取り残されたと感じる顧客が出ないように、全顧客に新機能をロールアウトする。
B. バグがないと 100% 確信できるまで新機能のロールアウトを延期する。
C. 新機能を一部の顧客にロールアウトしてテストする。
D. 作業の自動化が最小限になるまで新機能のロールアウトを延期する。
答:C
ポイント:
「SREのベストプラクティス」とは、「信頼性向上のための方法」という意味です。
「ロールアウト」とは公開です。
Aは段階的に実施しないとバグの恐れもあるので危険です。
BとDは公開延期なので、利用者の信頼性向上につながりません。
なので答えはCです。
問20:
組織が、サーバーの稼働時間と応答率に関するレポートなどの指標を含む、
クラウド インフラストラクチャ全体のパフォーマンスを評価したいと考えています。どの Google Cloud ツールを使用すればよいですか。
A. Cloud Profiler
B. Cloud デバッガ
C. Cloud Trace
D. Cloud Monitoring
答:D
ポイント:
Aは、CPU使用状況と消費メモリの調査
Bは、アプリケーションの性能調査
Cは、コードの最適化と開発者支援
Dは、クラウドのパフォーマンス分析
なので正解はDです。